2021年3月28日に開催した「世界の料理ギリシャとイラン」のレッスン動画です。
ステイファド(ギリシャ風薄切り肉のビーフシチュー)
クークー(イラン風卵焼き)
ギリシャ風野菜のマリネ
<参加者の方にお送りしたスパイス&ハーブ>
クローブ、シナモンスティック、自家製無農薬ベイリーフ、乾燥ディル、コリアンダーシード
(ビデオ受講の方には原則お送りしていません。ご希望の方は別途お問い合わせください。)
【ブログより】
ギリシャ風煮込み 牛肉のステイファド
ギリシャでは、いろいろな具材でステイファドを作るようですよ。
牛肉(塊肉)、うさぎ、タコなど。
時間短縮&経済的&作りやすいということで、牛薄切り肉を使ってステイファド風を作ってみました。
「ストロガノフに似ていますね」とのコメントをいただきましたが、ちょっと違います。
玉ねぎ(現地ではエシャロット)を肉と同量程度たっぷりと入れるのが特徴
サワークリームを入れて煮込まない(見栄えのためにトッピングしましたが)
甘めの赤ワインで煮る(私は、シチリアの強精ワイン、マルサラを使っています。コクが出るように感じています)
イラン風卵焼き クークーもどき
イラン料理は、フルーツとハーブをたっぷり使うのが特徴。
2011年に山形国際映画祭を訪れた時に観た「イラン式料理本」というドキュメンタリー映画には、イランの普通のお宅の食事風景が描かれていました。
それをみて俄然イラン料理に興味が沸いたんですよね。
予告編はこちら youtube「イラン式料理本」
とてもいい映画だったのでまた観たいと思ってはいるのですが、DVDが高い!
ところで、優佳子流クークーは、香菜、万能ネギ、パセリ、ディルなどの香草類をた〜っぷり、そして現地ではよく使うバーベリーというドライフルーツに替えて、色のきれいなラズベリーを入れてみました。
冷めても美味しいので、事前に作っておくこともできて便利な料理です。
いろいろ野菜のギリシャ風マリネ
このギリシャ風マリネは、ギリシャでこういう料理を作っているのか、実はちょっとわかりません(笑)。
フランスで、marinade a la grecque(ギリシャ風マリネという意味)というと、レモンや酢などの酸味をきかせて、コリアンダーシードを入れて作るマリネのことを指すのです。
このマリネの配合は、2007年に出した「いそがしママの楽しい食卓レシピ」(サンマーク出版)という本でもご紹介していますが、多少の配合は変化しながらも、実はそれよりも前からずっとウチの定番です。
1999年のフランス在住時に、お隣のマダムピロラに習ったのか、、、。
ある時コリアンダーシードを切らしていて、ないままに作ったら、途端に味がボケたのです。
これには驚きました。
スパイスの力ですね。
この配合さえ覚えておけば、いろいろな野菜を使うことで、バリエーションは無限なので、とっても便利なのです。
テーブルの上は多国籍
作った3品に添えたのが、ターメリックで色付けして、生姜とレッドレンティルを加えて炊いたインド風のご飯。
バスマティ米を切らしていたので、日本米ででしたが。
世界のいろいろな料理法を採り入れて、美味しく楽しい食卓を作っていきたいと思います。