2021年1月31日(日)にオンラインで開催した料理教室の動画です。
フランス、スペイン、中近東の味をご紹介しています。
豚肉のスペイン風煮込み
スモークサーモンとクリームチーズのディップ(生野菜添え)
ファラフェル(中近東風豆のコロッケ)
リアルタイムで参加してくださった方には、以下のハーブやスパイスをお送りしました。
自家製無農薬ベイリーフ、パプリカパウダー、オレガノ、フェンネルシード、乾燥ディル、コリアンダーシードパウダー、クミンシードパウダー
スモークサーモンとクリームチーズのディップ
スモークサーモンのディップは、フードプロセッサーさえあれば、ガ〜〜ッと混ぜるだけ。
ディルとケイパーがアクセントです。
フードプロセッサーをお持ちでない方には、包丁で叩く方法で作っていただくことにしました。
これはこれで、スモークサーモンの食感が少し残って美味しいと思います。
アメリカのユダヤ系の朝食の定番、「ロックス(*) on bagle」(ロックスloxというのは、イディッシュ語で鮭のことなのだそうです)のイメージの味わいです。
野菜やクラッカー、パンなどを添えて。
ベイクドポテトとともに食べるのも、おすすめです。
ファラフェル(中近東風豆のコロッケ)
ファラフェルは、1980年代にはすでにアメリカ西海岸の大学のカフェでも提供されていたと聞いています。
2015年にパリを旅した時は、ファラフェル料理店が大人気でした。
元は、中東の料理で、ひよこ豆やそら豆で作られます。
私はひよこ豆を用意しましたが、大豆でも美味しくできるので、ご用意いただくのはどちらでもということにしました。
実は、この料理、20代の頃(1980年代)、アメリカで食べてとても気に入ってから再現してみたいとずっと思っていました。
そして1999年頃のある日、当時はまだ英語版しかなかったスローフード運動の会報誌「slow」にその作り方を見つけたのでした。
ところが、レシピ通りに作ってもなぜか失敗。
実は、戻したら茹でずにフードプロセッサーで細かくして香辛料を加えて丸めて揚げる必要があったのです。
「豆は戻してから茹でるもの」と思い込んでいた当時の私は、レシピには書いていないのに、茹でてしまっていたんですね、豆を。
それによって炭水化物が洗い流されてしまったことで、つなぎなしには固まってくれず、油の中で崩れてしまったのです。
でも実は、今回は、フードプロセッサーがない方には、茹でてから作る方法をお伝えしました。
本来のファラフェルの食感とは変わってしまうものの、つなぎの分量を調節することで、これはこれで美味しいものが作れることが、その後わかったからです。
コリアンダーシードパウダーとクミンシードパウダーで風味をつけ、好みで香菜も入れます。
普通は、タヒーニソースという白ごまのソースをかけて、生野菜と一緒にピタパンに入れて食べますが、今回は小松菜と白ごまのソースを作って添えて、おつまみ的に召し上がっていただくことにしました。
豚肉のスペイン風煮込み
4種類のハーブ&スパイスで煮込んだスペイン風煮込み
この料理は、30年近く前に、スペイン人の女性が家庭料理を披露している記事を何かで読んで、それをアレンジして我が家の味になったものです。
スペイン料理には、タコのガリシア風をはじめとして、パプリカパウダーを使うものが多いように思います。
この料理にもたっぷりのパプリカパウダーを使います。
フェンネルシードとオレガノ、そしてベイリーフも加えて煮込めば、それだけで異国の香りが漂います。
1時間ほど煮込むと豚肉が柔らかくなります。
手がかかるのは最初の10分、あとは時間にお任せの料理。
特にオーブンに鍋ごと入れて煮込めば、その間は好きなことをしていることができる手抜き料理です。
早速ご感想が届いて感激!
「スパイスやハーブなどなど、普段は使わないものばかりで味が心配でしたが、出来上がってみたら、とても美味しくて感激しました‼️」
「おなじみの食材でもハーブやスパイスを加えるだけで新鮮な味覚になりますし、自宅にいても海外のレストラン気分が味わえますね♪これからもレパートリーを増やしたいので楽しみにしています。」