片付けられない子供のための整理収納サポーター 松井朋美です。
・発達支援教育士認定講座の開催
・オリジナルの片付け講座の開催
(幼稚園PTA向け、公民館、企業主催イベントなど)
・オンラインでの片付け相談
など、片付けられない子供とその保護者の方たちのためのサポートをしています。
元々私は家事全般が苦手でした。
でも唯一得意だと言えたのが「片付け」で、自分の部屋を使いやすく整えるのはとても好きでした。
元汚屋敷の住人だった夫と結婚したのですが、最初の頃の生活ではお互いに「何で?」と思うことばかりだったように思います。
どういうことか?というと
夫は私を見ながら
「なんでこの人(私のこと)はいちいち使ったモノをしまうんだろう?」
と疑問に思い
私は夫を見ながら
「なんでこの人は毎朝毎日探し物をしているんだろう?」
と疑問に思うといった具合だったのです。
夫と話をしてみたところ“出しっぱなしが正義”の夫にとって出したら出しっぱなし、使ったら使いっぱなしは当たり前のことだったんですね。
片付けが苦手な夫との2人での生活では「私が片付ければいいや」と思っていましたが、そうも言ってられなくなったのは長男が生まれてからです。
慣れない育児に追われながら、夫のモノを片付ける余裕がなくなってきた私は「このままでは自分が倒れてしまう」と、初めて危機感を抱きました。
とはいえ長年の生活習慣はすぐには変わりません。
当時、ただでさえ仕事が忙しい夫に片付けてもらうことはとても難しく、それならばせめて長男だけでも…と片付けられるように教えていくことにしました。
その後
「この子だけでも片付けられるようになってほしい」
「片付けなら私でも教えられるかも」
と張り切ってみたものの、見事に失敗の連続でした。
「なんで上手に教えられないんだろう…?」と凹む毎日を送っていた頃、整理収納アドバイザーの資格に出会い、自己流の押しつけは自己満足の押しつけだと反省しきりです。
長男と衝突と試行錯誤を繰り返していた私は、子供が片付けられるようになるためには、子供でも片付けやすい仕組み(=収納)と子供が片付ける気になる関わり方が大事だと学びました。
(おかげで長男だけでなく夫も片付けられるようになりました!ラッキー!)
その後、次男を出産した後も家族みんなが「使ったら戻す」を習慣にすることでいつでもすぐに片付けられるようになっています。
子供にどうやって片付けを教えたらいいか分からないという声を聞くたびに、昔の私の苦い思い出がよみがえります。
片付けは「衣食住」全てのことに関わることもあり、生きていくには大切なことです。
そして片付けはスキルと習慣で身につくものです。
片付けが苦手なのは性格や遺伝、しつけの問題などではなくて「自分に合った方法を知っているかどうか」が大事なポイントになります。
例えば同じブロックでも色別・種類別に分けて片付けたい子供もいれば全部まとめてざっくりと片付けたい子供もいいるのですが、このとき「どちらが正しい片付け方か?」と考えるよりも「その子に合った片付け方はどちらか?」と考えるだけでもその子にとっての片付けのハードルはグッと下がります。
自分に合った片付け方を知った子供は片付けで「自分でできた!」の経験を重ねることによって、身の回りのことも自分でできることが増えてきます。
自分のことが自分でできるようになれば、やがて大人になって社会と関わりながら暮らすときにもプラスの力となってその子を助けてくれますのでね。
まずはその日に使ったおもちゃを1つ、片付けることから始めてみませんか?
今、昔の私と同じ思いをして悩んでいる方、ぜひお手伝いをさせていただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いします。
【所有資格】
・整理収納アドバイザー1級
・発達支援教育士認定講師
・発達障害住環境サポーター
・整理収納教育士
・親・子の片づけインストラクター1級