私は幼いころからたくさんの病気や困難、悲しみに直面し、それらを乗り越えてきました。

 傍らにはいつもペットたちがいて、私を支えてくれました。

 そのおかげで生きていることは当たり前ではなく

 「奇跡だということ」

 「今が大切ということ」

 「感謝や共感の気持ちを持つこと」など、価値観が生まれました。

 先代の愛犬と始めた動物ふれあい活動（動物介在活動）のボランティアを約25年続けていますが、会話や命の大切さはここでも学びました。

 ペットコミュニケーションの講座も「私にできるかな？」と半信半疑でしたが、幾多の困難を乗り越えてきた経験がここでも役に立ち、「できた！」という喜びを感じられました。

 私はずっとピアリ(ラブラドール）の甘えてこない態度やよそよそしさが気になっていたのですが、それは私の気持ちを察していたからでした。

  「いつかは居なくなる」と思うと胸が痛くとても辛いのです。

 私は「失うことの怖さ」から無意識に心の距離を取っていました。

 コミュニケーションしていく中で、ピアリと私は少しずつ心の距離を縮めることができました。

 今では絆もさらに深くなり、帰宅すると迎えに来てくれるようになりました。

 ペットコミュニケーションは誰でもできる「心と心を繋ぐ」ステキなツールです。

 過去の自分の経験を活かして、今目の前にいるペットと一緒に幸せになるお手伝いをしたいと思っています。