PROFILE
パーソナルトレーナー
~身体の使い方に興味を持ったきっかけ~
学生の時に授業の一環で「伝統芸能を支援するプロジェクト」があり、重い装束を着て舞台に立つ80歳の能楽師の方に出会いました。体幹を使わないと正確にできない「すり足」が若い学生の誰ひとりできなかったことを今でも覚えています。それぐらい衝撃的でした。そこから身体の使い方に興味を持つようになりました。当時流行っていた「体幹」という言葉が、頭と身体で一致した体験でした。
~肩こり・腰痛に悩まされる日々~
卒業後、長時間のデスクワークと運動不足で腰痛に。仕事をしてはマッサージや整体の繰り返しで、騙し騙し腰痛とつきあう日々を過ごしました。
また妊娠中にマタニティビクスをすれば、体重増加により足のアーチがくずれ「足底筋膜炎」に、出産後は子どもを抱っこした時に「ぎっくり腰」から「座骨神経痛」を発症し、先の長い子育てに不安を抱きました。もう身体はボロボロでした。
~身体を変えようと決意~
そこから自分の身体を根本的に治そうと、様々な療法を試しました。
そもそもの身体の使い方が間違っていたので、そこを改善しなければ
繰り返すことにようやく気づきました。
「自分の身体は自分でしか変えられない」
能動的に色々なエクササイズや療法に取り組み、その中で効果のあったものが「ピラティス」でした。ピラティス氏が「30回で身体が変わる」と言ったように週2で通い3か月も経たないうちに腰痛は気にならなくなりました。
体幹を使うことで身体が軽くなり、日常動作の質の向上のみならず、
痛みや体調不良からの回復を早めてくれることを身をもって感じました。
~身体を動かして改善するという方法をみなさんへ
今ほどピラティスが流行っていなかった2017年にピラティスの国際ライセンスを取得しました。そして、より身体を理解するために解剖学や筋膜についても学びを深めました。
自分と同じように「身体の不調や痛み」に悩んでいる方に「身体を動かすことで改善」できることを知ってほしかったからです。
その後、多くのお客様(のべ2000人以上)と接する過程で、不調の原因の多くは「身体の使い方にある」ということを実感しました。
そして「足のゆがみや疾患」が多く悩んでいる方が多いことにも気づきました。
土台である足を改善しなければ、その場で痛みがとれバランス良く良い姿勢に改善されても、「歩く」などの動作がおかしければ、しばらくすると元の姿勢に戻ってしまうのです。身体は戻ろう戻ろうという力が強いからです。
エクササイズでの動きで、動きを改善しても日常の「歩く」という動きが間違っていれば、良くなりません。
また、エクササイズで「外反母趾」などの足の疾患を改善するのは、
とても時間がかかることに気づきました。レッスン以外で地道にトレーニングして頂くことにもなりますし、合理的でないと思っていた所、「これだ!」という改善法を見つけました。
「歩き方」で足の疾患を改善する「歩き方」です。
「動き」で治すという私のこれまでやっていたことと同じで、理にかなった理論でした。
「歩くだけ」で余計なトレーニングはしなくて良いのでお客さまも続けやすいですし、何より日常動作です。
お客さまに提供していますが、「まさか外反母趾が歩き方で治ると思っていなかった」と驚かれ、「痛み」があった方には手術しなくて良かったと感謝されています。
生活習慣病といわれる糖尿病や高血圧と同じように、日常生活の動きで歪みや痛みが発生します。外反母趾などの足の疾患も生活習慣病と同じです。
では、どうすればよいのか?正しい動きに変えることが必要です。
少しでも多くの方に、自分で自分の身体を良くすることができることを伝えて、実感して頂きたいです。
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