
PROFILE
カラダ物語 夢美院
ヘルスディレクター・古島塾DC
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青森県八戸市生まれ。育ての祖母のお灸施術を見てきた。幼少期から手のひらに執着しずっと模索していた。高校の情報処理科を首席卒業。東京でSKEプログラマー勤務。後に夢だった動物看護専門学校に入学。ここで生体と身体のしくみを学ぶ。動物病院勤務。動物看護学校専属講師アドバイザー。実践で役立つ生徒を数多く卒業させた。嫁ぎ先の新聞販売店をサポートし経営のノウハウを学びながら手技を始める。地元八戸に帰郷。アロマ、推拿(ほぐし)を学ぶ。
2004年から岩手県洋野町、二戸市、青森県南部町の温泉施設で8年修行を積む。東日本大震災後、震災地岩手県洋野町種市町の温泉施設に独立開業し独学で経営する。
岩手県は「自殺率NO1」に加えて、「震災」の心痛による過緊張がみられ身体からケアをして整えた。リラクゼーションに「ほぐし」胃腸の労わりに「足つぼ」各所の痛みに「磨腱療法」。自己メンテナンス作りに「開脚」。多症例に応えるメニューの増加。施術場所を掛け持ちしながら話しやすい場所作りと、一人一人に合う施術で一生懸命な心掛けがお客様に定評で常連のお客様も多い。心のケアは一人での対応に限界を感じ多くの技術者の協力が必要と、八戸市に講師を迎え「伝承会」を3年間主催する。数々カラダ指導の資格を取得後「一家族、一整体師 プロジェクト」を目指し「古島塾」で同志を育成している。
6年経営後、八戸市の自宅に店舗を構える。住宅街でありながらSNS等を通じて現在も多くの方に愛され、口コミも多く寄せられている。
(カラダ物語)
私がまだ小学校に上がる前の話だ。
私の祖母は近所の人によくお灸をしてあげていた。
お客様が祖母に完全に身体を委ねている姿は、
幼い私には衝撃的で 泣き出してしまったのを今でも覚えている。
当時私は、よく扁桃腺を腫らし声が出なくなる子供だった。
祖母は子供用に小さくもぐさを千切り私にもよくお灸をしてくれた。
その時代、私の同級生には入院して扁桃腺を切る手術をする人が多くいた。
私が風邪もひかない元気な子だったのは祖母のお灸のお陰だったの かも知れない。
ある日、姉が死にそうなハムスターを連れてきた。
ぐったりしたハムスターはすでに虫の息だった。
祖母は綿に砂糖水を含ませてハムスターの口元に当て、
その後両手 でハムスターの身体を覆い温めた。
しばらくすると、ハムスターは「キー」と力の限りの声を放ち、
全身全霊で身体を伸ばして力尽きて逝った。
祖母の手から温かい光が放たれハムスターが「ありがとう」と伝えて逝った。
そんな風に鮮明にその時の光景を思い出す。
祖母の手は厚くて温かくて大きな「魔法の手」だった。
そんな手がほしいと思った。
そんな手がほしくて動物看護師になった。
動物病院では沢山の犬猫を見た
人間と変わらない沢山の犬猫の身体の構造や仕組みを覚えた。
その後専門学校にて多くの生徒にたくさんの看護の仕方を伝えていったが、
動物病院でも専門学校でも知識は増えたが「魔法の手」は養えなかった。
その後、結婚、出産、離婚と人生の荒波を乗り越え、
祖母と同じように身体に携わる仕事に就いた。
人の身体に触れ手を当てていくと、
あの時の祖母の手「魔法の手」 に近づいている気がする。
初めは「ほぐし療法」から始まった。
今は、お客様の要望にも応えたいと各種オプションも取り入れている。
あともう少し。
今もまだ、祖母の「魔法の手」をつかむまでには至っていない。
気持ちいい。楽しい。面白いと思うことをためらいがちな日本人ですが、その気持ちは身体にも心にもとても大切なものであると思っています。目をそむけず向き合い、皆様が日々仕事に家事に育児に睡眠に生活に力いっぱい励めるように常に寄り添っていきたいと思っています。当店で疲れをリセットし今日を乗り切り素敵な明日を元気に迎えましょう。
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