臨床心理士・修士(臨床心理学)、医学博士(公衆衛生学)応用ポジティブ心理学プラックテショナー 1990年代後半、一念発起して、貯金して渡米。ニューヨークで、英語学校、短大、4年生大学で学んだあと、コロンビア大学ティーチャーズカレッジで臨床心理学の修士課程を修了。その後、ニューヨーク市立大学と、日本の国際系大学(秋田にある国際教養大学)で、カウンセリングと心理学の講義を10年以上担当。日本で臨床心理士の資格を取得。大学のカウンセリングサービスでは、年間600件のカウンセリングに10年間従事した。多くの学生に対応する中で、心の問題を発症する前の予防と、健康の促進の大切さを実感し、働きながら、秋田大学秋田大学大学院医学系研究科博士課程へ進む(公衆衛生学)。二人の子供を育てながら、夫はアメリカへ学位を取りにいき、ワンオペの苦しい子育てのなかで、博士課程を終了。この時の困難な経験が、現在の活動の基礎となっている。夫の仕事と学業の都合で、2012年からニューヨークへ再び移動。住み慣れたはずのニューヨークも、自分の希望ではないこと、子連れだったことで、適応にとても苦しむ。同じような親の支援をしたいと、地元で異文化子育て心理学の講座を始める。その講座が口コミで広がり、ニューヨーク各地で講座が開催される。より幸せに生きることを科学的に研究するポジティブ心理学に興味を持ち、ニューヨークで、応用ポジティブ心理学認定コースを終了。そこで、幸せな人が増えることが一番の公衆衛生(病気の予防)だと気がつく。現在では、研究所で学んだファシリテーターがNY各地でポジティブ心理学を子育てに応用した子育てサークル「ポジティブペアレンティングサークル」(PPC)を開催し、2018年からは日本でも開催。2016年、日本でポジティブ心理学講座のツアーを開催し350名以上の方が参加。より幸せに生きる科学を気軽に学びたいという声に応え、2017年、一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミーを設立。ウェルビーイングとは、心理的にも、身体的にも、社会的にも健やかな状態を指し、自身の経験からこのバランスの大切さを実感している。幸せを自分で創造できる人たちを増やすことをミッションとし、エビデンスに基づいた理論とスキルを紹介し、実践まで落とし込める講座を数々開催中。それを伝えられる人も増えている。2018年からは、ニューヨークの活動は、子育て中で家から出にくいが学びたいという人たちに多く届くように、世界中どこからでも受講できるオンライン講座にも力を入れている。子育ての合間に、リアルタイムでも録画でも受講できる「世界に通用する子供の育て方」オンライン講座は、世界中から最新の子育てを学びたい親が参加している。同時に、世界中の親が月に一度オンランで集まる「グローバルペアレンティングサークル」を開催中。2019年8月、ウェルビーイング心理教育アカデミーを辞任し、NYからオンラインをベースに講座を開催している。