算命学は数ある分類学系の占いでも伝統と格式の面から、

No.1占術と言っても過言ではないでしょう。

算命学の特徴は、先ず歴術占星学であるという事でしょう。

つまり太陽と地球の関係による公転や

地球自身の自転という様なものは別として

西洋のホロスコープ占星学の様に

その他の惑星との関係は考慮しなくて済むというメリットがあります。

これは四柱推命も同じですが、特に算命学は時柱を使わないので

出生時が不明でも対応が可能です。

また、算命学も子平（四柱推命の別名）も極めた水野得栴先生は下記の様に仰っています。

「算命学と他の推命との違いは色々ありますが、

一番重要なのは子平とか紫薇斗数といった推命はあくまでも個人だけを対象に見ています。

それに対して算命学は上級になると本人だけでなく、

他の人物との絡みで見ていく占法が圧倒的に多くなってきます。

逆にいうと個人的に算定するのなら本格的な子平や紫薇斗数の方が断然当たります。

でも算命学は他の要素を命式に導入したり絡めたりして他の推命では見れない新たな視点が展開されます。」

確かに、時柱という要素が増えれば生年月日で観るよりも詳細になるのは当然ですが、

ともすれば、「木を見て森を見ず」となりがちです。

つまり、「ミクロに強いがマクロに弱くなる」危険性を秘めているのが四柱推命や紫薇斗数なのです。

よって、この点においては算命学に一日の長が有ります。