インディアンのある古老が、今から20年近く前に言いました。
「火は、われら祖先に幸福をもたらした最も大きなギフトだ。」
人は火にあたって暖をとり、火を使って食事を作り、火を囲んで語り合った。
人々の暮らしは 火と共にあって 火を通して人々の『幸福』が見えた。
「火のワーク」では・・・
森へ入り、薪となる枝を拾う。
それを組み上げ、与えられたマッチ4本だけで着火。
立ち上がる火、燃えあがる、燃え尽きる・・・
高さ160cmに設置された麻ひもをきることが目標。
サバイバルの知識、インディアンの世界観、
「今の自分」を知ることができます。
「火」と向き合うプロセスの中で、
きこえてくること、見えてくること、感じることは、
あなたにとって大切なサインかも。
火を灯して映し出す「幸せ」の道のり。
アナタの幸福のあり方を見つめてみませんか?
◆松木さんよりメッセージです◆
残酷なほど自分を映し出す火
「イェー!」歓喜の声があがる。
そこにいる参加者全員が、一つの火を囲んで手を振り上げて喜んでいる。
最高に幸せな瞬間だ。
アメリカ先住民にとって、火は幸せの象徴。
大きく高く舞い上がる炎は、わきあがる幸せそのものだ。
この場面は、火のワークのクライマックスシーン。
一泊二日のプログラムの中で、この場面は2度起こる。
めいめいの参加者は地面に置かれた小さなトタン板の上に「自分の火」をつくる。
森からの恵みである枝や葉でまき組をし、火をたく。
使えるマッチは3本。
トタン板の両サイドには、竹竿が立てられ、その間に麻ひもが張られている。
高さは160㎝。
高く立ち上がった幸せの火は麻ひもを焼き切る。
風になびくことなく高くたち続けた火だけがひもを切る。
火は幸せ。
160㎝を切るまでに起こる様々なプロセスは幸せの道のりを示してくれる。
時に、一瞬大きく炎を巻き上げたあなたのまき組の火は「パシャーン」とバランスを失ってこける。
ある時は、炎は舞うものの・・・全くひもは切れない・・・。
やがて火はフェイドアウトしていく・・・。
火と自分の人生が重なり合う。
残酷だ・・・。
「イェー!」その時、幸せが見える。
一度目のトライは、今日まで。過去の私と幸福を。
二度目のトライは、今日から未来に向けて幸福な人生を歩くその道のりを示してくれる。
「残酷なほど・・・」と参加者の人々がそういったのは、あまりにもわかりやすくその人の人生を、幸せと人生を映し出すからだ。
一人一人が自分の火と向き合う真剣なその姿は美しい。誰の火も他人事とは思えない。だから、誰かがまき組に着火しようとする時、ほかのみんなもその火に寄ってきてその火にかかわろうとする。
自分の火をつくり、自分を見てみませんか?
残酷ですけどね。
スウェットロッジ・セレモニーのファイヤーキーパーに興味のある方は、この火のワークは登竜門ですよ!!
是非火と共に学び、成長してみませんか?
◆参加者の声◆
薪を組んで火を立ち上がらせるまでの流れの中で、自分自身とたくさん対話をするし、今の自分の考え方や世界の見方が見えてきた。1回目と2回目にチャレンジするときの気持ちの変化、心意気が違っていて新鮮だった。
(40代)
わたしは「ここ」に出会うために、マザーアースのワークをやってきたんだな、と思うような満を持して登場した大きなエッジのありかがわかる時間でした…
頭も痛かったしおなかも痛かったし、うまくご飯たべれなかったりもしたけどみんながそっと尊重してくれたのがとてもありがたかった。
(20代)
ワーク後に火を囲んで飲みながら語り合う時間がとても幸せでした。火がもっと好きになりました。
(40代)