
ポーセラーツの教室を開いて10年経ちました。ポーセラーツに出会ってから18年たっています。不器用な自分にでも完成させることができる実用的なクラフトに、出会ってすぐから虜になりました。5年近くフリーで楽しんでからインストラクターコースに進みました。暫くして旧カリキュラムが始まりました。転写紙以降の絵の具、金彩、盛り、ラスターが、とても大きな壁に思えました。無理は禁物との思いで、インコースの指導は諦めることにしました。
フリーのみで展開していても、壁はありました。
1> 自宅で制作したいという方へのルール作り。[柄転写紙のみ使用して、重ねないでください。]というルールを作りましたが、守ってはもらえず、困りました。
2) 作品に単色転写紙を取り入れていただけません。
自分は単色転写紙がこんなに好きなのに、その魅力に気づいてもらえない。見本を作っても、無理無理、と言われてしまう。柄転写紙のみで構成された作品は、重たい感じに仕上がります。
3) フリーとはいえ、5年近く通ってくれている生徒さんの作品のレベルが上がらない。理由の一つには生徒さんがブログやインスタに興味を持たれていないという事があります。それにしても、自分はインストラクターとして何をやっているんだろうとジレンマに陥りました。
4)そぎ切りや曲面ばりは、自分は出来るけれど、うまく言葉にできなくて、教えることができません。特に左利きの生徒さんには困りました。
5) カッティングマシーンを導入していたので、生徒さんが単純なシルエットでも自分で切ろうとされません。
アールポーセの中には、この思いを解決できる要素が含まれていました。
2レッスンで取得できるベーシック。これを学ぶと転写紙の重ねや分解構成もわかった上で、自宅で作品が作ってもらえます。道具のレンタルも不要です。
デカールコース、このカリキュラムには、全てに単色転写紙が使われています。すでに見本を見た生徒さんが作品を手にとって、これ作りたーい!と言われました。作品の作り方というよりは、教え方に重点が置かれていました。
長く悩んでいたことへの解決方法として当てはまることばかりでした。
作り方、教え方がわかることも魅力であり安心材料です。いつでも相談できるし、全国各地の仲間とオンラインで繋がれることも安心であり喜びであり刺激です。インスタのタグを開けば手軽にいろいろな作品を見れます。
実際に作ってみて
<色見本>
同系色を集め、どのように配置するかを考える工程で、真剣に色について考えた。ファイルの中で眠っていたトレンド転写紙が蘇った、体験に来た方が、ピンク見せてと言って、ピンク系のタイルを手に取り、ずっと見つめて色を決められた。この色見本は役に立つと感じた。
<リムばりと分解と再構成>
作品作りの基本が含まれている。制約が少ないため、高価なプレートを使わなくてよい。手持ちの材料で仕上げられることも安心。そして、ペイントコースで更に加飾が学べることが魅力。
分解と再構成の方法が取り組みやすく、老眼に優しい。
<カッターワーク>
スプレーのりの使い方。保管方法が学べた。表面切りのテクニック、貼るときの手の使い方、うまく行ったときの快感。インスタにて、たくさんの作品が紹介されているのも魅力。カッティングマシーンでは味わえない達成感がある
<持ちてつなぎとガーランド>
作品にガーランドを取り入れると可愛さが倍増する。教え方がわかり、レッスンしやすくなった。
<お茶碗の全面ばり>
できるつもりでいましたが、最後に伸び切って不要になってしまう部分がとても多かった。そうならないためのキッチリした型紙、貼り方が学べ良かった。インストラクターになってから別で学びに行った事なので、これがカリキュラムに含まれていてとても嬉しいです。

アールポーセを学ぼうと思ったきっかけは、以前より真利子先生の動画レッスンを購入させていただいており、それまでうまく出来なかったものがきれいに出来たり、やり方を全く知らなかったものなどを教えていただいて勉強になることが多かった為、今回も、必ず自分のスキルアップにつながると信じてお申し込みしました。
実際に習って見て、まだまだ自分の知らなかった技術や、ほんのひと工夫があるものだなと再確認しました。また、試行錯誤した自分のやり方が間違っていなかったことを知ることも出来ました。
今後も、分からないことにぶつかってもすぐ聞かずに、まずやってみる、挑戦してみる、を念頭に置き、さらに素敵な作品作りを自分自身もしたいし、たくさんの方におすすめしていきたいです。

同じ課題でも、使う白磁や転写紙・デザイン自由。作品作りがとっても楽しかったです!!
新カリキュラムのテクニカルオンラインコースの内容が、ヴォーグのやり方よりも格段にわかりやすくて、仕上がりも綺麗に出来ることを実感して、もっと真利子先生に学びたいと思いました。
今後は、アールポーセが習えるお教室として頑張りたいです。