趣味でプログラミングを勉強したい大人が増えている理由とは?
当講座に参加している方の6割以上が「将来エンジニアになりたいわけではないけど教養のためにプログラミングを勉強したい」という方たちで、年齢層は中学生から定年を迎えた人まで幅広く、女性の参加率も3割〜4割と非常に高くなってきております。
この背景には、産業のIT化やAI化が進んでおり、現在の仕事に活かしたいと思っている方も多いようです。
また、2020年から2024年にかけて、小学生のプログラミング科目の必須化、同様に中学・高校でも必須化、そして、大学入試にプログラミング科目が追加されることを背景に、彼らを対象にしたプログラミング教室はすでに4000校を超え、1万校になるとされております。
このように、プログラミングに興味を持つ人々が激増しており、近い将来、プログラミング教育市場は、英会話市場と同じぐらいの規模になると予想されています。
副業・リモートワーカーのプログラミング需要の増加
働き方改革が浸透するなか、仕事を辞めざるを得なかった主婦層を中心に、クラウドソーシングの需要が増えています。彼女らの多くの仕事はパソコンを使った軽作業や、事務代行などの業務が中心でした。
プログラマーもまたリモートワークに向いている職業ですので、プログラミングスキルを持っている方は、より時間単価の高い仕事を受けることができます。
また、「会社勤め」という働き方を見直したい人は「フリーランスエンジニア」という生き方を選択することもできるでしょう。
今後、ITエンジニアは東京から地方に流れる!?
現在、ITエンジニアの就業人口は80万人とされ、数年以内に30万人のITエンジニアが不足すると言われている一方で、ITゼネコンと言われるSIerに従事するような一部の「新しい技術に追いつけないエンジニア」の10万人は不要になるというニュースもあります。
現在、ITエンジニアの多くは首都圏や、大都市周辺を職場としておりますが、5G時代になると、いよいよIoT(モノのインターネット化)の社会実装が、第一次産業などで活発化していきますので、多くのエンジニアが移住する可能性があります。
また産業用ロボットや、産業用スマートメガネなどは、工場エリアや建設エリアなどで盛んになるため、工業地帯にもITエンジニアが流入していくでしょう。
今まではパソコン上のプログラミングだけで完結していたビジネスがITビジネスの主軸産業でしたが、今後はあらゆる産業において、その産業機器を扱う現場の人との交流がITビジネスの肝となってきます。
また昨今、注目されているAI、ブロックチェーン、ロボットなどの新しい技術分野の社会実装がどんどん進んでいきますので、ITエンジニアは全国各地の社会インフラを作り変える担い手となっていきます。
非エンジニアの人たちもまた、彼らと一緒に新しい産業を作るために、プログラミングの教養をつえておくことは、ビジネスチャンスになるでしょう。
地方の活性化は、「どれだけエンジニアをその土地に呼べるか?」にかかっていると言っても過言ではありません。