はじめまして。GFと申します。
ジェントルふじふじの略なんですが、IT業界界隈では「ふじふじ」と呼ばれております。
i-mode元年と呼ばれる1999年のときと、iPhoneが出たての2010年に起業をしております。
約17年のキャリアで300以上の、モバイルサイト、ウェブサイト、アプリの企画開発や運営。
1000を越えた数々のセミナー集客と運営、などを経験してきました。
簡単に言うと、2度の起業と2度の離婚をしてきましたので、人より4倍生きてきた感があります。
今は十条に住んでいます。
「いきべん通信」とは、2006年から3年間、毎週開催していた「平日夜の勉強会」で活用していたメルマガ名の名残です。
名称の名残というのは不思議なもので、例えば、デーモン小暮閣下が在籍していた「早稲田フォークソングクラブ」では、フォークソングを歌うボブ・ディランみたいな学生は一人もいません。
とはいえ、「いきべん」と言う名前は、当時のモバイル業界で知らない人はいなかったので、それを懐かしむ人が検索してここに来てくれたらという淡い期待をしています。
先日、ガラケーの出荷が終わったそうです。i-modeの絵文字はもうないんですよね。
でも、心のどこかには、あの絵文字を見てウルッとくる琴線があると思います。
「いきべん」もそんな存在でありたいと思った次第です。
ちなみに、東十条には「ちんちん山公園」があります。
別にここで「性器」を売っていたとかそういうわけではないのですが、軍事政権時代にトロッコが走っていて鐘をならしていたそうで、それを当時の子どもたちが「ちんちん山公園」と呼んでいたそうです。
「いきべん」というと、毎朝快便みたいなイメージを持たれるとは思いますが、そこには「枠にはとらわれるな、粋にいこうぜ」というメッセージが実はこめられておりました。
「競合他社の人たちが集まって来ているかもしれないけど、今はモバイルの黎明期。日本の外貨獲得はモバイルが握っているんだから、みんなで仲良くしようぜ。ノウハウなんかさらけだしちまえよ。」というスタイルの勉強会でした。
「いきべん」とはすなわち「呉越同舟」という言葉と同義だったのです。
いやむしろ「薩長同盟」なのかもしれません。
そして、とある日、カルフォルニアから黒い板チョコサイズの電話機がやってきました。
ガラケーの時代は終わりました。
今思うと、あの青春の日々は「田原坂」だったんだと、後で知ることになります。(続く)