クリーン・ランゲージ体験ワークショップ

☆☆メタファーの力☆☆

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Metaphor（メタファー）とは何でしょう？

「何かを表現するときに、別のものでなぞらえること」というのが、メタファーの一般的な説明です。そして、私たちは平均的に１分間に６つのメタファーを使うというデータがあるというのはちょっとした驚きです。それだけ頻繁に用いられているにもかかわらず、メタファーというものの存在にすら気づいていない人の方が多いです。

歴史的にはギリシャ語で「アンフォーラ」と呼ばれる壷があって、それが語源だと言われています。その壷は底が丸くなったいて、どこかに置くということができない、その使用目的は、ものを運ぶことーーつまりアンフォーラ自体が「ものを運ぶ」のメタファーなんです。

かの偉大なヒプノセラピスト、Dr.エリクソンが催眠を使って被験者を誘導するときに、メタファーを使ったことはその分野では良く知られています。でもそれは言わばセラピストが作り出したメタファーです。

クリーン・ランゲージの発案者デイヴィッド・グロブは、個人のメタファーに着目した最初の人物です。それが個人から出て来たメタファーであるからこそ、セラピストなど、他者の判断や推測が、「個人のメタファー」を汚染することなく、その個人が得たいと望んでいる情報をメタファーからみちびきだすことを可能にしました。

グロブは「個人のメタファーはその人の過去からの情報を運んでいる」と言います。それは私自身の体験でもあり、とても興味深い事実です。

メタファーが運ぶ過去の情報とは？

では、メタファーはいったいどのような過去の情報を運ぶというのでしょう？　それは文字通り「すべての過去の情報」です。体験会では例をあげて説明しますが、個人の*システム（感情、思考、身体など、私たちが機能するための全組織）の中の叡智にたどり着くために、メタファーが使われるのがクリーン・ランゲージの特徴です。

それは、私たちが「知っているはずのこと」そして同時に「忘れてしまっていること」の中の大切な要点に目を向けさせてくれます。また、「何がどうなればいいのか？」という問いに、メタファーは生き生きとした答えを返してくれます。

ここでも「メタファーが生き生きとした答えを返す」など、私は文字通りメタファー的な表現を使って説明を試みていますが、たとえばこんなふうに、観念的には説明しにくい漠然とした物事でも、表現を可能にするのがメタファーの特徴と言えるでしょう。

デイビット・グロブはそのことに閃きを得たのですが、メタファーを使うと人が自分の内面に起きている繊細な物事を表現しやすくなる。つまりはそこにある隠れた情報を得やすくなるということなのです。またメタファー自体の知恵がもたらす解決法やアウトカム（望んでいる結果）は独特のものなのですが、何であれそれがその人自身の中から出て来た答えであるがゆえに、人はそれを自然に受け入れます。そして、そこで起きた変化は永続的なものになるのです。

たとえば、下の２枚の絵を見てください。一枚目は私自身の後ろ姿があって、片方の手だけが伸びています。前には壁のような、仕切りがありますね。セッションが進み、アウトカムがもっとクリアーになっていくと、①壁の中央にあった木の扉は、木製のカバーになって本を包んでいます。②仕切りだったものがエネルギーとなって、噴水のように溢れて循環しています。③私自身は横顔を見せ、頬を染めていて、両手を動かしています。といったふうに「メタファー自身が変容しながら、アウトカムに向かうための答えを教えてくれているかのようです。

自分の課題がクリアーになったことで、私はまったく新しいスタート地点にいる感覚があります。ここ数ヶ月は物事をすべて更新し始めているのです。そうするごとに、噴水のエネルギーがもっと溢れて来るのを感じています。この感覚を一人でも多くの方に味わっていただけたら、と思っている次第です。

＜この日に持って帰っていただけること＞

１）あなたがこう在りたいと思うこと、手に入れたいと思うことなど、あなたの望みに形を与えるためにクリーン・ランゲージの「発展させる問い」を用います。この４つの問いは日常でも使えるものです。

２）クリーン・スペースという空間とワークする技法を紹介します。この体験によって、あなたは自分が「落ち着く場所」「クリエイティブでいられる場所」などを見つけることになります。

３）そして、希望される方には、この日に見つけたメタファーをより発展させて行くためのシリーズセッションを特別価格で提供します。コース中に案内があります。

※クリーン・ランゲージの面白さをもっと深めたいと思ったら、クリーン・ファシリテイター養成講座ベイシックが準備されています。詳細はこちらへ